不思議な形をしたこのチェアは、「Bodice Rocker (ボディスロッカー)」である。デザイン力に定評のあるSplinter Worksが人間工学と収納し易さを追求して生み出された究極のチェアだ。特徴は何と言ってもこの美しい曲線である。しかもチェアを起こして立てかけておくこともできる。イメージできない方は、動画を見てほしい。確かにちょっとイメージは難しいかもしれない。
しかし、このBodice Rocker、横や後ろに倒れてしまわないか心配になる。Splinter Worksは絶対に倒れる事はないと説明している。動画を見ると、立てかけてあるBodice Rockerを地面に置くと微妙にバウンドしている事が分かる。どうやら、このイスは自分で立とうとする能力があるようだ。「立つんだ、立つんだジョー!」と言わんばかりに。ちなみにBodice Rockerを紹介している海外サイトでは、「これはチェア界のロッキー・バルボアである!」と記している。どこにでも似たようなライターは居るようだ。
それはともかく、美しいデザインと自力能力を持つチェアは世界初だろう。どんなに打たれても立つチェアが、人間に勇気を与えてくれるかもしれない。
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