英国航空、温室効果ガスを7割超削減できる燃料を使用へ 22年末までに

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「その燃料」は持続可能な方法で調達されたエタノールから製造され、温室効果ガスの排出量を劇的に減らします。英国のブリティッシュエアウェイズ(英国航空、BA)は今冬、持続可能な航空燃料の生産者・供給者である米ランザジェット社との提携を発表しました。

米ランザジェット社だけでなく、英ベロシス社とも提携

ブリティッシュエアウェイズは、ランザジェット社が初めて建設する商業規模の燃料プラント(米ジョージア州)に投資し、2022年末までにそのプラントが生み出す持続可能な航空燃料をBA便で使用する予定です。ジョージア州の工場で製造される燃料を使う場合、従来の燃料と比較し、温室効果ガスの排出量を70%以上も削減できるとのこと。

ブリティッシュエアウェイズは、英ベロシス社と持続可能な航空燃料を生産するプラントの建設で協力することを既に発表しています。ただそのプラントが燃料を生産できるのは2025年以降になる見通しです。

カーボンオフセットや機材の更新にも取り組んでいる

ところで、なぜ持続可能な航空燃料が必要なのでしょうか。BBC News Japanの動画「飛行機に乗ると温暖化が…自分の『炭素の足跡』を減らすには」によれば、「私たちは飛行機に乗るたびに大気中の温室効果ガスをかなり増やしてしまって」います。従来の燃料を持続可能な燃料に置き換えることで、地球温暖化の原因とされる温室効果ガス(CO2など)の排出量を減らせます。

2050年までにCO2排出量を実質ゼロにすることを目指すブリティッシュエアウェイズは、他にもカーボンオフセット(排出したCO2を植林などで埋め合わせること)や機材の更新などに取り組んでいます。ボーイング747は当初の予定より4年早く退役させ、その代わりに25~40%燃費の良いエアバスA350やボーイング787を飛ばしています。

参照元:BRITISHAIRWAYS

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