リビングにおける夫婦の会話
妻「あなたー、どうやらブローラ40年もの(Brora 40 YO)がディアジオから発売されるようね」
夫「ブローラ40年ものかい?それは是非ご相伴にあずかりたいものだね」
妻「ブローラは有名なスコッチウイスキーだけど、もう蒸留所はなくなっているのよね?」
夫「そのはずだね。1819年創業の伝統的なスコッチウイスキーの蒸留所だけど、1983年に閉鎖されて蒸留作業はとっくにストップしているはずだよ。もっとも隣接した蒸留所であるクラヌリッシュにその味は継承されているわけだけどね」
妻「閉鎖されたといってもブローラの蒸留所の中には、まだまだ瓶詰めされていない年代物のスコッチウイスキーが樽の中に眠っているわけね」
夫「そういうことだね。30年ものは聞いたことがあるけど、ブローラ40年ものは初めてだよ。一本120万円で160本の限定販売か。ブローラは香りも味ももちろん最高級なわけだけど、どんな樽を使ったかによって、その風味が違うんだよ。バーボン樽だったり、シェリー樽だったりすることによって、味わいも変わってくるわけだ。そこが伝統的なウイスキーの楽しみでもあるね」
妻「飲んでみたいわ」
夫「おいおい、120万円・・・」
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