USBなるものに初めて接してから、かれこれ20年近くになるだろうか。パソコンにプリンタやハードディスクを接続するには、IDEやSCSIポートが必要で、マウスを接続するときはPS2だった。
そこに登場したのがUSBポートである。USB1.0が登場したのが96年である。そして、USB2.0が2000年である。同じ規格のポートでプリンタ、ハードディスク、マウス等々を接続できるのは画期的だった。得にノートパソコンにおいては、小さなポートが素晴らしい威力を発揮した。
特記すべきは、USB2.0はポートから周辺機器に対して電源供給までできるようになったことである。いわゆるバスパワーである。このバスパワーこそがUSBポートが不動の地位を築いた要因であることは疑いがない。
何せUSBで接続すれば、周辺機器の電源ケーブルが不要なわけだから、実に便利なのである。さらに2008年にはUSB3.0に進化し、バスパワーは500mAから800mAにアップしている。
USBポートを探してサクっと充電
前置きが長くなってしまった。そんなバスパワーに着目したクールなガジェットが「Brunton Power Knife」である。アーミーナイフ風だが、セットされているのはナイフではなく、Apple Lightning、30-pin、MicroUSB、USBである。
その用途は電源供給であることは疑いがない。iPhoneをはじめとするスマートフォンが普及し、その電源消費量に驚き、電源供給に四苦八苦している現状を打開するガジェットと言えるだろう。
各種ポートのあるところ、Brunton Power Knifeがあれば、簡単にスマホの充電ができるのである。スマホ大好き人間にとってはなくてはならない珠玉のガジェットといえるだろう。
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