消防士の新しい命綱となるヘルメット C-Thru

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燃えさかる炎の中を突き進み、命がけで人命救助や消火活動を行う消防士。仕事とはいえ、本当に尊敬に値する。もちろん外国でも「ファイヤーファイター」と言えば、ヒーローの代名詞と言っても過言ではない。

だが、チームを組んで火の中に突入しても、時間と連絡手段が限られる行動判断は各自の技量に頼らざる得ない部分もあった。これは本当に危険なことである。

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ウェアラブルディバイスの本領発揮

C-Thru(オールインワンメット)」は、米空軍のヘッドアップディスプレイで使われている技術を使った消防士用のウェアラブルディバイス。

今までのハンドヘルド機器がマウントディスプレイになったもの。消防士の両手がフリーになることで、倒れている人などの救助が格段にはかどるのはもちろん、サーモセンサーをチェックしながらリーダーの指示を聞けるため、安全性も向上する。

情報をディスプレイにオーバーレイするだけではなく、動画も記録されるので、火災の分析や資料としての活用も期待される。

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Googleグラスを始め現時点でのウェアラブルディバイスは、まだ一般的というよりもプロトといった印象が大きいが、C-Thruは可能な限り早く現場に普及することを切に願う。

 

記事元:GIGAMEN
参照元:Behance

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