【前編】に引き続き、一風変わったクルマのランキングの【後編】です。中国、北朝鮮という近くて遠い国が登場します。北朝鮮はともかく、日本車も多く売られている中国市場なのにあまり情報がありません。どんな車が売れているのでしょうか。
第4位 武陵 Hongguang 中国で最も売れている車
トップローカルブランドとされる「武陵」は2014年に140万台を売り上げています。特に中国の地方部で人気の高いミニバンを専門としています。
そして「Hongguang」は中国で最も売れた車と言えます。そして、最も売れている国産サルーンは吉利の「Emgrand EC7」。最も売れているSUVは「HAVAL H6」でした。
第3位 トヨタ アバンザ インドネシアで最も売れている車
ダイハツとともにインドネシアで48%のシェアを持つトヨタ。そして、インドネシアのユーザーのために作られた手頃な価格のSUVが「アバンザ」です。ミニバンではなくてSUVなのですね。
第2位 VW ゴル 南アメリカで最も売れている車
「ゴル」。間違っているのではありません。ゴルは「ビートル」のユーザーにアピールするために1980年に発売されました。そして、2014年に南アメリカで最も売れた車になりました。
第1位 Hawtai Lusheng E70 北朝鮮で最も売れた車
Hawtaiは現代とのジョイントベンチャーである小さな中国のメーカーです。首都平壌に「E70」のタクシーを納入した実績があり、北朝鮮の秘密のベールに隠された市場でナンバーワンとなっているようです。多分。
《番外編》 ホンダ N-BOX 日本で最も売れている軽自動車
優遇された税制と保険規制に準拠するように、定められた規格の範囲で設計された軽自動車は日本の技術革新であるとコメントされています。2014年には日本の全自動車販売の40%シェアに達し、N-BOXは79,717台を売り上げてトップになっています。
以上、良く知らない国で売れている車のベスト10でした。印象的なのは中国メーカーが世界の隅々で売られており、安くて機能的な足として新興国で着実に地位を固めている事実です。
欧米諸国では日本車や韓国車に勝てないと見て、ライバルのいない国で着実に実績を積み上げているのですね。
参照元:Autoexpress