「平和なベルギーの町だなぁ。緑が美しいし、空気も澄んでいる。」とベルギーのChaudfontaine Parkを散歩していると(私ではない誰かの話)突如現れる異常にでかい洗濯バサミの彫刻。
洗濯バサミのくせに、景観を破壊することもなく、なじんでいて素晴らしいと、アーティスティックな人たちの間で話題になっている。パッと見、何かのモニュメントに見えるくらいおしゃれ度が高い。
公園の中にある小さな丘をはさむようにデザインされたこの彫刻は、トルコのアーティスト、Ali Uysalさんによって彫られた。
このデザインにアーティストのこんな思いが込められていますと紹介できればいいのだが、どうして彼がこの彫刻を彫ったのかなど、細かい経緯は今のところ明らかになっていないのがちょっと残念である。
細かい情報がないので、代わりにこの小さな丘の気持ちになってみよう。 もしこの丘に感情や感覚があるとしたら、この洗濯バサミはものすごくひどいことを彼にしていることになる。 絶対痛いに違いない。
この痛みに一体何年耐えてきたのだろう。 何かにはさまれることが恐怖の人は、この彫刻を見ただけで痛い!と感じるだろう。
巨大洗濯バサミの握力がどれくらいかもぜひ計ってみたいものだが、ベルギーはあまりにも遠いのでとてもそんなことはできないな(大体そんな技術もないよね)と1人で妄想をふくらませる筆者なのであった。
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