1日にコーヒーは何度でも飲みたい。かといって、その度にお湯を沸かして注いでなどとやっているのは、はっきり言って面倒くさい。一度に大量に淹れておいて、あとはカップに好きなだけ、が理想なのだ。でも、保温しておくとなると別の容物を用意しなくてはならないし・・・。この「コクーン・エコ・コーヒーマシーン」は、そんなモヤモヤを一気に解消してくれる究極のポットだ。
まるでSF映画に登場するような本体は、大小2つの球体からなっている。仕組みは、外側の球体で温められた水が、取っ手部の温水フィルターを通って、上部にセットしておいた豆に注がれる。そうして出来上がったコーヒーは、内側の小さい球体に落ちていくというものだ。ここまでは、いわゆる一般的なコーヒーメーカーとさほど変わらない。
しかし、とっておきはこのコーヒーの出来上がったあと。中心部の球体は、いわば宙ぶらりんの状態に近い。つまり熱を他のところに伝えづらいという構造になっている。だから、いつまでも熱が逃げることがなく、いつまでも暖かいコーヒーを楽しむことが出来る、ということだ。この断熱機構をイメージするなら、住宅の二重窓なんかが、同じような機能を持っている。
また、本体はご覧の通りシンプルな中にも、美しいデザインが目を惹く。ポットと球体の持つ素直な美しさを追求すると、到達する高み。まさに機能美とはこういうことを言うのかもしれない。
淹れて良し、見て良し、使って良しのコクーン・エコ・コーヒーマシーン、毎日のコーヒーが楽しくならないわけがない。
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