コーヒー好きなあなたに朗報です。これまでコーヒーは健康には良いとされつつも、飲んだあとの酸味がかった息や歯への着色などを懸念するためか、お口周りにいい影響を及ぼさないイメージの強い飲み物でした。
ですが、現代人の多くが潜在的に抱えているといわれている歯周病から歯を保護する効果が期待されるとの調査結果を報告されました。
30年、1000人以上にも及ぶ研究結果
ボストン大学の研究者らは、最長で30年間、1000人以上にも及ぶ男性の食生活を調査し、コーヒーを毎日1杯以上飲んだ人は骨の損失が緩やかになり、それが最終的には歯の喪失につながる歯周病の影響を受けにくくなるとのことで、
また、普通かさらに濃いコーヒーを飲んだとしても歯の周りの細菌ポケットや歯肉からの出血に関連する証拠は見つからなかったといいます。
研究者であり歯学博士のRaul Garcia氏は、「コーヒーが歯を染色してしまうことを懸念しているかもしれないが、その他のどんなジュース、炭酸飲料、エナジードリンクよりも低い酸性であり、歯肉と歯を支える顎の骨に有害となる炎症さえも抑えることができる」とコメントしています。
コーヒーのもつ意外な効果。よくよく考えれば、歯の着色汚れは歯みがきで落とせるものですから、きちんと歯を磨きつつ好きなコーヒーをのんで、美味しいオーラルケアができればそれに越したことはなさそうですね。
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