トラックは流通の柱である。トラックが消滅すればたちまち店頭から品物が消えてしまうのだ。東日本大震災時、石油が不足しトラックが給油出来ず走る事が出来なくなり、たちまち流通が麻痺した事は記憶に新しい。トラック運転手の皆さんはハンドルと共に日本の流通を握っているのだ。
しかし、トラックの運転手も人の子である。体調が悪い日もあれば、集中力が切れる事もある。トラックの事故は総じて大惨事とつながるケースがほとんどで、全世界が改善すべき課題である。その課題に取り組んでいるのがボルボだ。トラックに特化した「衝突回避システム」を開発中で、今回デモを公開した。
トラックが必要以上に車に接近すると、フロントガラスが点滅し警告を発報。それでも減速しない場合は、自動的に停車する。この「Collision Warning with Emergency Brake (緊急ブレーキ付き衝突警告) 」が実際に運用されれば、悲しい事故が減る事は間違いない。
トラック事故撲滅に向け、ボルボに限らず各社にCollision Warning with Emergency Brakeを開発してほしいものである。
この記事をシェア