宇宙人は本当にいるはず、そんな風に思ったことのある人はとても多いはず。
科学者の中にもそう考える人がたくさんいるくらいですので、可能性はありそうですよね。
2010年には、メタン生産によって生物が存在するのでは?という可能性が指摘されていた土星の衛星【タイタン】の様子が、1994年、NASAによって打ち上げられた探査機、カッシーニが送ってくれた映像で、よくわかるようになってきました。
それまでは、タイタンはメタンが作り出す厚い雲の層があるため、外側からはその地表がよく見えなかったのですが、カッシーニが過去10年間、送り続けてくれた記録映像をを合成し、画面の中でタイタン探索ができるようになったのです。
窒素とメタンが生命誕生のキーポイント?
その結果、判明したことはタイタンは97%の窒素と2%のメタンで大気が構成されていて、地球では水が雨や川、湖として循環しているように、メタンが巡回しているようで、いたるところにメタンの川や湖が見られました。
このメタンと窒素が有機物を作成し、中には生命誕生につながる重要なDNAが含まれていたことから前述の【土星には生物がいるのではないか】という声が上がってきたのです。
【極寒の地タイタン】
けれど、タイタンはとても寒く、大部分が凍結している衛星。
太陽から遠く離れた想像を絶する極寒の星で生存することができる生物がいるでしょうか?
地表は氷で覆われ、生命維持に必要な温度が足りていないのではないかという見方もされています。
カッシーニの探索は2017年までとなっていますが、それまでに新たな情報が入ることを期待しています。
参照元:YAHOO!NEWS
この記事をシェア