富士通が「新しい生活を創造するパソコンに関連したデザイン」をテーマとして募集した国際デザインコンペティション「FUJITSUデザインアワード2011」の中で準グランプリを受賞したのが「クラウド(Crowd)」というPCである。
いや、正確にはPCと言っていいのかもわからない。なぜならクラウド(Crowd)には最初から標準で搭載されたキーボードというものがなく、むしろタブレット端末を2枚組み合わせたノート型端末と言った方が正しいかもしれない。
その構造ゆえに、セパレートしたり2枚をまっすぐに伸ばして1枚の画面にして使ったりと、使い方の幅が広がりそうなノート型端末なのである。なお閉じたままでも使用できるようカバー外側にも操作部が搭載されている。あくまでデザインのコンペティションのため実機の発売などはまだ先になりそうだが、現在のタブレット端末の盛り上がり等を見ていると、クラウド(Crowd)の到来もそう遠い日ではないかもしれない。
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