満月や三日月より月面の凹凸に魅力を感じる人は心躍るはず。香港の卓上装飾品メーカー、Deskspaceは3月、アポロ11号月面着陸50周年を記念し、卓上・壁面模型『Lunar Surface』の先行販売プロジェクトを米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で公開しました。
地球から最も近い天体をイメージしやすい
Deskspaceは月周回探査衛星「ルナー・リコネサンス・オービター」が収集したデータと最高級のコンクリートを使用し、月面の凹凸を忠実にモデル化することに成功しました。本やスマホで月の表面の写真をただ見るより、正方形に切り取った『Lunar Surface』に触れる方が、地球からいちばん近い天体をイメージしやすいのは間違いないでしょう。
『Lunar Surface』は10×10cmの「レギュラー」、18×18cmの「ラージ」の2種類があります。レギュラーは机の上に置いて眺めたい人用で、高級感溢れる専用の台が付いてきます。一方、ラージは壁面や棚に飾りたい人向けで、壁に打ち込んだフックに引っ掛けられるように裏面に穴が開いています。
過去にプロジェクトを成功させた実績あり
『Lunar Surface』だけでも宇宙好きは相当の満足感を得られると思いますが、ロケット型のペンとA6サイズのノートが付いてくるオプションもあります。「アポロペン」と名付けられたペンはスタンドホルダー付きで、月の表面との相性は抜群。1969年にサターンV型ロケットで打ち上げられたアポロ11号に思いを巡らせるにはうってつけの組み合わせです。
『Lunar Surface』の先行販売プロジェクトは3月下旬現在、目標金額の9倍に当たる6万ドル(約650万円)を調達しています。模型そのものの魅力はもちろんですが、Deskspaceは過去に2つのプロジェクトを成功させた実績があることから、安心してプロジェクトに資金を提供できると考えた人が多かったものと思われます。
参照元:KICKSTARTER