植物やハーブが色々な病気に効果があることをご存知ですか?これらの植物を日常に取り入れることによって、病気になるたびに薬で治療するよりも、自分自身を強くすることで病気になりにくい体を作ることができます。ここでは5つの植物を紹介したいと思います。
1. ニンニク
ニンニクに含まれるアリシンの薬効の中でいちばん早く発見されたのは、殺菌、抗菌作用です。この作用は強力で、12万倍に薄めた液でもコレラ菌やチフス菌、赤痢菌などに対する抗菌力が存在したと言われています。
ある研究結果では、ニンニクは、肺癌、前立腺癌、および変形性関節症のリスクを低減し、特定の癌細胞を破壊することができるとしています。予備調査結果では、高血圧症を持つ人々で高コレステロールの人にも効果があり、血圧を低くしてくれるとの報告もあります。
2. ブロッコリーの芽
ブロッコリーの芽はカイワレ大根のようですが、それより細めです。そしてこのブロッコリーの芽が、がんを防ぐ効果があるとして、米国で脚光を浴びています。
ブロッコリーに含まれるスルフォラファンという辛み成分が、肝臓の解毒作用を高め、食事などに紛れ込んだ発がん物質を壊すことで、がんの発症率を下げる働きがあるといわれています。
その発がん抑制作用が成熟したブロッコリーより20倍以上強いとみられるのが、ブロッコリーの芽です。ブロッコリーの芽を週に25グラム食べれば、がんになる危険度を半分にも減らせることができると言われています。
3. ミント
ミントは、前立腺、肝臓がんに効果的です。又、季節性アレルギーの症状を軽減する作用もあります。特にペパーミントは、食べ過ぎや飲みすぎなどで胃の調子が悪い時に消化を助けてくれます。また、腹痛や胸焼け、胃けいれんも緩和してくれます。
4. アスパラガス
アスパラガスは、古くから疲労回復効果の高い食材として知られています。この理由は、野菜としては豊富なタンパク質、アミノ酸の一つであるアスパラギン酸が多く含まれる点にあるといえます。又アスパラガスは、糖質の代謝を促進する作用もあります。
そしてアスパラガスに含まれるビタミンB群のひとつである葉酸は、タンパク質ととDNAの合成に働き、細胞の分裂や発育を促すほか、赤血球を作る役割を持っています。その結果、2型糖尿病、心臓病、癌に効果的だと言われています。
5. バジル
バジルにはベータカロチンが大量に含まれています。これには免疫力を高める効果があり、抗酸化作用があるといわれています。又、アメリカの国立ガン研究所では、がん予防のための植物リストに入っています。
ガンや動脈硬化などを引き起こす有害な活性酸素から身体を守ってくれる抗酸化作用が効くと言われてるからです。バジルの香り成分には鎮静作用、リラックス効果のあるものが入っていますし、胃腸の働きを改善する役割もあります。
そして、殺菌・抗菌作用も強く、風邪、気管支炎・解熱・口内炎などの細菌性の病気に予防効果があります。
自然の植物の力を活用したこのような安全な素材は、今後見直されてくると思われます 。都市部に住んでいる人でも、ハーブなどは、プランターなどで簡単に育てやすそうですね。
参照元:Prevention