犬と一緒だとちょっとした買い物すらできない…そんな愛犬家らの「あるある」に応えたサービスが誕生した。分単位で利用できる犬用パーキングDog Parkerだ。
犬一匹の待ちぼうけには危険がいっぱい
筆者が小さい頃には、コンビニでの買い物中によく電柱に犬をくくりつけて待ちぼうけさせていたものだ。大人になった今は犬を電柱にくくりつけて待たせはしないが、車の中に短時間放置することはたまにある。
しかしこれには問題があり、車内放置には熱中症の危険が伴うので夏場などはアウト。犬の散歩を兼ねての長距離ウォーキングの場合も、寄り道やちょっとした買い物すらできない世の中になっている。だからといって、お留守番ばかりでは犬がかわいそう、そんな声を聞いてDog Parkerが開設された。
会員制だが、分刻みで気軽に利用できるサービス
箱ごと誘拐されたりしないのかと気にはなるが、写真を見る限りなかなか頑丈で居心地の良さそうな箱である。内部にはウェブカメラが設置され空調もバッチリで、かなりハイテクな感じになっている。会員になって予防接種の確認をするだけで、いつでも気軽に利用できるようだ。毎分20セント、もしくは1時間12ドルなので値段もそれほど高くはない。
今後全米展開が期待される
Dog Parkerは2015年の10月にニューヨークのブルックリンでパイロット試行が開始され、今後他の都市部のエリアにも配置される予定。現在ブルックリンでどの程度のニーズとデマンドがあるのかは不明だが、愛犬家の多いアメリカでの今後が期待される。
コメント欄には「犬にしてみれば迷惑な話だな」「ガキとジジイは入れたらダメなんですか?」なんて声も聞かれるが、犬を飼っている者からするとまさしく「待ってました!」なサービスである。犬を連れて外に出る機会が増えると、犬、人間の両方がもっとヘルシーなライフスタイルを送れるようになるだろう。
参照元:TOXEL.COM