ホリデーシーズンもすっかり去っていきましたが、知人宅で数泊お世話になった人、旅先でホストファミリーにお世話になった人はいますか?
泊まらせる側はもちろん、泊まる側のゲストにもマナーがあります。
今回は、ゲストとして、「それはやっちゃだめだわ」というダメな掟や、「それは当然のマナーでしょ」という当たり前の掟をご紹介します。
ホリデーシーズンを見直してみましょう。
1. 連絡せずに突然訪問しないこと
ゲストのマナーとしては最悪のパターンです。「突然来ちゃってごめんね」のフレーズは、キュートな女の子がお目当ての彼の自宅ドア前で言う場合のみ許されます。
2. 宿泊先に自分のスケジュールをあらかじめ知らせておくこと
連絡せずに来るゲスト同様、何時に来るのか全く知らせず、しかも予定日を過ぎても現れない人、さらにはいつ帰るのか見当つかない人に、泊まらせる側はイライラさせられます。予測不能なゲストになってしまってはダメです。宿泊先の方には、「〇日の〇時に到着して、〇日の〇時には帰る予定です」、などと事前にきちんと伝えておきましょう。
3. 手ぶらでお邪魔しないこと
ゲストだからといって手ぶらでお邪魔するのはタブーです。ワインボトル一本でも良し、自分が気に入っているクッキーのセットでも良し。ギフトを一つ添えて、「ありがとう」の気持ちを伝えましょう。
4. 進んでお手伝いをすること
泊まらせる側は必ず、「自宅だと思ってくつろいでね」と言います。でも、宿泊先の家の勝手が分からないなら自分にできることを見つけてぱぱっと手助けしましょう。お皿やコップを並べたり、できあがった料理をテーブルに運んだり、食事をお皿に取り分けたり、ちょっとした掃除を手伝ったりするのは誰でもできることです。
5. 食費を何らかの形で返すこと
ゲストを受け入れる際には、メインの食事はもちろん、おつまみや飲み物代、デザート代、毎朝のコーヒー代、フルーツ、その他にもいろいろと費用がかかるもの。何らかの形で宿泊先の方に対してお礼をしましょう。
飲み物は負担するからと自ら買い物に出て飲み物を持ち込んだり、後日、ランチやディナーに誘うという形でお返しをすると相手も自分も気持ち良いですよね。
6. 後始末や掃除をすること
数泊お世話になる宿泊先の方に自分が汚したものの後始末などをさせてしまうことほど恥ずかしいことはありません。自分のゴミの処理や、自分のベッドやベッド周りの整理、自分が使ったものの掃除・洗濯などは言われるまでもなく自分でするものです。
7. 元通りに戻してから帰ること
お邪魔する前に宿泊先の方はきっと自宅を綺麗に掃除してくれていると思います。ゲストに最高の時間を過ごしてもらいたいというその気持ちを無下にしてはいけません。使ったものは元通りに、トイレなども使用後は汚していないかチェックし、散らかしてしまった場所も綺麗にしてから帰りましょう。
8. 宿泊先の方との時間も大切にすること
旅の宿泊先というだけでホストハウスを利用するのではなく、宿泊先の方との時間も持ちたいものです。毎朝のコーヒーを一緒に飲みつつおしゃべりをして、近くで面白い場所はないかと聞いてみたり、たまには一緒に料理をしてみたり。
9. ホストハウスの生活リズムを崩さないこと
子供がいるホストハウスならなおさら生活リズムは大切です。夜遅くまで明かりをつけて庭で仲間とワイワイやったり、リビングエリアで朝からビールを飲んだりするのは避けましょう。食事の時間もできるだけホストファミリーに合わせましょう。
10. 宿泊先の方の言葉に甘えて長居しすぎないこと
知人宅・親戚宅が宿泊先の場合はお泊り感覚なので、1泊〇円を払ってステイしているのとは違うということを頭に置いておきましょう。宿泊先の方がいつまでも泊まっていていいんだよ、と言っても長居してはいけません。長くても数日にして、それよりも長くなりそうな場合は、お礼とともに、近くのホテルや別のホストファミリーの家でお世話になる旨を伝えましょう。
11. 言葉だけではなく、「ありがとう」を残る形で伝えること
手書きのカードやレターで形に残る「ありがとう」を伝えましょう。「今度は自分の家にお迎えしたいのでぜひ自分が住まう町にもお越しください」と付け加えると、より心のこもったお礼の言葉になりますね。
こうやって見てみると、泊まらせる側と泊まる側の間には難しいルールはないんですね。簡単なことなのに忘れてしまいがちなだけです。自分が泊まらせる側の立場だったら・・・と考えてみると、ゲストの在り方が分かるのではないでしょうか。
これらは宿泊先でのゲストのマナーではありますが、パーティーに招待されたゲストのマナーとしてもいくつかあてはまるものがありますね。
次のホリデーには、泊まらせる側のホストの方、泊まる側のゲストの方、パーティーの主催者の方、そしてパーティーのゲストの方は、これらのマナーを念頭に置いてぜひ楽しい時間をお過ごしください。