音響機器は小型化し、スピーカーをわざわざ接続しなくても、好みの楽曲を楽しめるようになった。もし10年前にタイムスリップしたとして。ワイヤレススピーカーなどを持っていったら、当時の人は驚くに違いない。
それでも今を生きている人を驚かせるのはなかなか難しい。機能の進化に余地がなくなってくれば、あとはビジュアルだ。その意味で『ドロップ・ザ・ビート(Drop the Beat)』は目を引く。
『ドロップ・ザ・ビート(Drop the Beat)』はAirPlay専用のワイヤレススピーカー。その特徴は見た目だけと言ったら失礼だろうか。スロー映像で水滴が流れる様を再現したようなビジュアル。宙づりにしておけるスピーカーはそうそうお目にかかれない。周囲に迷惑をかけるかもしれないが、ポケットからぶら下げながら音楽を聴くというスタイルも可能に。
スウェーデン人のVincent Sällが発案した『ドロップ・ザ・ビート(Drop the Beat)』。私はそうではないが、“スピーカーマニア”というべき人たちの興味はひくことだろう。北欧からやってきたスピーカーのビジュアルに。
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