手を洗ってすぐに乾かすことが可能に。ハンドドライヤー・蛇口一体システム「ドライ・ハンズ・フォーセット(Dry Hand’s Faucet)」は、世界的に有名なiFデザイン賞のコンセプト部門にエントリーしており、近い将来の実用化が期待されています。
ドライ・ハンズ・フォーセットは、通常の状態で使用すると水が流れて、システムをくるりと回して横に倒すとハンドドライヤーになる仕組み。ペーパータオルを節約できるほか、別個で乾燥機を設置する必要が無くなります。
また、最近はデパートや駅の公衆トイレのハイテク化が進んでいます。便器の洋式化に始まり、女性向けのパウダーコーナー、フィッティングルーム充実がリニューアルの目玉になっています。そうした流れの一翼をドライ・ハンズ・フォーセットが担う可能性も十分考えられます。
なお、東京都福祉保健局によると、ハンドドライヤーの食品関係施設での利用が増えているそうです。水滴の床への飛散や手入れの不徹底は重大な問題を引き起こしかねません。ドライ・ハンズ・フォーセットはそうしたリスクを軽減してくれるかもしれません。
この記事をシェア