「Dubai’s Mall Of The World(ドバイ・モール・オブ・ザ・ワールド)」です。ショッピングセンターといわれています。私の自宅の近くにも近郊型のショッピング・モールがあり、土日の夕方などはかなりの集客を誇っているようで、モール付近に交通渋滞が起きたりします。
外出帰りに買い物をしたり、家族で夕飯を食べたりと、ショッピング・モールはとても便利な施設だと思います。
ところが、このDubai’s Mall Of The Worldは、普通のショッピング・モールとは一桁も二桁も違います。とにかくスケールが違います。総敷地面積は100万㎡を超え、売り場面積も50万㎡を超えているという規模なのです。
いきなり100万㎡といわれても、ピンときません。ちなみによく引き合いに出される東京ドームの面積が5万㎡弱ですから、割り算をするとその大きさが分かると思います。とにかく大きいのです。
東京ドーム20個分超!
店舗数1200、ホテルの客室数20000を誇ります。各種テーマパークを取りそろえてお客様をお迎えします。昨年日本のホテルの平均客室利用率は85%ですから、仮に同じ利用率で、一部屋に二人が宿泊するとすると、34000人がホテルに宿泊する計算になります。
従業員などを含めると5万人規模となり、日本の小規模都市と同等の人口となるわけです。これはもはやショッピング・モールの域を超えた、まさにドーム・シティの語感がピッタリと当てはまるような気がします。
ドバイは、アラブ首長国連邦の一つを構成する首長国ですが、是非スマートフォンの地図アプリで場所を確認して頂きたいと思います。アラビア半島に位置し、近くにドーハがあります。サッカーファンであれば例のドーハの悲劇を思い出す人もいるのではないでしょうか。
サブプライムローン問題に端を発した世界的な不況やドバイショックといわれる金融危機を背景に経済成長に若干の翳りが見えてきたドバイですが、2020年には中東初の万国博覧会が開催されることが決まり、再びドバイ景気とともにDubai’s Mall Of The Worldの動きも見逃せません。