今回は、サウサンプトン大学光電子工学研究センターの科学者が開発した「5次元(5D)データストレージ」について取り上げます。
5Dデータストレージのスゴいポイントはズバリ!ナノ構造ガラスにフェムト秒レーザーで、5Dデジタルデータ(360TB)の記録ならびに検索プロセスを書き込み、百億年以上に亘りアーカイブ可能です。
果たして、映画「タイムマシン」に出てきた図書館遺跡の遺物ってコレだったのでしょうか?
これぞまさしく“オーパーツ”!
まず、重力波で作るのかと思いきやそうでもないのでちょいとガッカリです。
因みに5Dとは、“縦・横・高さ”の3Dに加え、構造体の“傾き”や“光の屈折”がデータの符号として使える!という意味合いになります。
また、オフィスでの実用例を考えてみた時に、所定の位置にコレを置くだけでデータの中身をズラズラっと表示してくれるテーブルがお目見えすれば、近未来的な戦略会議っぽくて超カッチョイイですよね。
こりゃ~そろそろ、インディ・ジョーンズに出てくるクリスタル・スカルの王国に秘められた情報を瞬時に取り出せちゃうかもしれませんよ。
・・・と言いつつその反面、私が経験した中では長期間保存可能と謳われたCD-RやDVD-Rが持って数年でしたし、スケールを2倍にしたら容量がマジで32倍増えるのかも疑問ですね。
むしろこの調子だと、ストレージデバイスより読込装置の方が先にブッ壊れちゃうのではないでしょうか。
所詮、人類滅亡の瞬間に読み出し不能になるワケですし、例え運良く何百万年後とかに発掘されても最終的に埋葬品とか神事の道具になっちゃうのがオチだと思うので、いっそのこと自分の寿命と連動して自動消滅するよう予めプログラミングしといて、おじゃんになったら葬儀で棺に入れてもらう方がメッチャ報われると思いませんか?
参照元:GIGAZINE