アラブ首長国連邦(UAE)のエティハド航空は2月15日からUAEのアブダビとカタールのドーハを結ぶ直行便の運航を1日1往復で再開します。フライト時間は約1時間。使用機材はエアバスA320とボーイング787-9の併用となります。
コロナ禍での中東ネットワークが9都市に拡大
UAE外務・国際協力省は1月8日、3年半以上に及ぶカタールとの国交断絶に終止符を打ち、二国間の航空便再開に向けた手続きに入ると発表していました。既にカタール航空は1月下旬にドーハ=ドバイ、アブダビ線を再開しています。エティハド航空もアブダビ=ドーハ線を再開することで、二国間を行き来する選択肢が増えることになります。
エティハド航空は新型コロナウイルスがまだまだ猛威を振るう2月上旬時点でも、カタールを含む中東8都市(ヨルダンのアンマン、バーレーン、レバノンのベイルート、サウジアラビアのダンマーム、ジェッダ、リヤド、クウェート、オマーンのマスカット)に直行便を飛ばしています。
UAE入国後の新型コロナ感染拡大防止策とは
もし今、日本人旅行者が東京(成田空港)からエティハド航空便でアブダビに向かうなら、数々の新型コロナウイルス対策を強いられます。出発前のPCR検査受診はもちろん、到着後も空港でPCR検査を受けなければなりません。更に専用のリストバンドを装着し、入国後10日間はホテルなどで自己隔離が義務付けられ、8日目に再びPCR検査を受ける必要があります。
日本人にとって今はアブダビ観光どころではありませんし、そもそも日本の外務省はUAEやカタールを含む多くの国々への渡航中止勧告を引き続き発出しています。ただ中東有数の国際空港が直行便で結ばれるようになったのは、長期的に見れば良いニュースでしょう。
参照元:YouTube
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