GIGAMENはこれまでサイトのメインターゲットである大人の男性が「読むほどに行きたくなる」海外の観光地を紹介してきました。今回取り上げるのはスペイン・ポルトガルがあるイベリア半島南端、地中海の西端に位置する、イギリス領ジブラルタルです。
ネアンデルタール人の生活の痕跡が見つかった洞窟
ジブラルタルを短期休暇の目的地に選ぶ人の多くは、まずビーチでリラックスして過ごすことを考慮に入れるでしょう。海上でのスタンドアップパドル・サーフィンや海中でのスキューバダイビングが盛んで、ドルフィンウォッチングも人気があります。ジブラルタルの象徴である「ジブラルタルの岩」の頂上に向かうケーブルカーに乗り、美しい海を空から見るのも良いでしょう。
近年注目されているのが、2016年に世界文化遺産に登録されたゴーハムの洞窟群です。なぜ世界遺産になったのかというと、今から3万2000年以上も前のネアンデルタール人の生活の痕跡がこの洞窟群で見つかったからです。目に前に海が広がる洞窟の入り口までしか見学できませんが、そこまでの道中も含め、冒険家の気分を多少なりとも味わえるでしょう。
ロンドンからは3時間、マラガからは2時間で到着
ジブラルタルへのアクセス方法は主に空路か陸路です。空路は当然ながらイギリス発が一般的です。ブリティッシュエアウェイズは3月現在、ロンドン(ヒースロー)から直行便を飛ばしています。フライト時間は約3時間。5月下旬からは小規模航空会社のイースタン航空がジブラルタルとイングランド南部サウサンプトン、同中部バーミンガムを結ぶ路線を開設する予定です。
なお、ジブラルタルへは陸続きのスペインからも入国可能です。マラガからは車で約2時間、セビーリャからは約2時間半で、マラガ空港とジブラルタルを結ぶシャトルバスも存在します。コロナ禍が収束したら、好きな交通手段で現地を訪れ、日本から遠く離れたビーチでリラックスしたり、「ジブラルタルの岩」やゴーハムの洞窟群を見学したりしてみてはどうでしょう。
https://www.southamptonairport.com/news/media-centre/eastern-airways-announces-new-gibraltar-service-from-southampton/