食品への異物混入が問題視されているが、歴史を振り返ると特にファーストフード店の「ホラーストーリー」たるものを多く耳にしてきたかと思う。それの多くが嘘!過去の事例を検証してみよう。
アービーズのローストビーフはジェル状の謎肉
アービーズ(Arby’s)のローストビーフは実はビーフではなく、ジェル状の謎肉だという話。スライスされる前に、塩漬液で出来たジェルに肉が包まれているからこういう噂になったのではという話。ピンクスライム肉問題があってから、アメリカ人もかなり敏感になっている。
悪たれたスタッフが体液をバーガーに混入
「バイトの高校生が唾や体液を入れている」とは古今東西非常によく聞かれる話。実際完全に嘘でも無い気もするが、最近ではツイッターやフォトショップによるリアリティーの高いいたずら「犯行声明」が多くなっている。
タコベルを食べたら、ゴキブリに卵を産みつけられた!
小学生女子がこれを聞いて「もうタコベルなんて一生食べない!」なんて言いそう!しかしこれは少し考えるだけで、頭の悪い作り話だとわかる。
ゴキブリのメスは小豆大の卵鞘をコロンとひとつ産み落とし、そこから何十匹ものゴキブリの幼虫が出てくる。間違って食べたとしてもしっかり胃の中で消化される。
KFC名前変更の由来
ケンタッキーフライドチキンは、米国ではKFCと呼ばれることが多い。ウェブサイトやロゴもいつの間にか略称の「KFC」になっているが、その理由は同社の使用する遺伝子組み換え肉が「チキン」とは呼べないからなのでは?と噂された。実際は「フライド」という不健康な名前を前に出したくなかったから。
マクドナルドのミミズバーガー
この有名な都市伝説は’70年代から存在しているらしい。まったくの嘘なのだが、創業者のレイ・クロック氏によると「バーガー肉はパウンドで1ドル50セント、ミミズは6ドル。入れたくても金銭的に無理です」とのこと。土の匂いを取った後のミミズは、ニンニクと炒めるとうまいらしい。
ご存知のとおり、実際のホラーは正式メニューにあることが多い。添加物と脂肪がたっぷりで、食べ過ぎると自分が恐怖の血液ドロドロ太ったワキガ人間になってしまう。もしかすると、ゴキブリやミミズバーガーの方が体にいいのかもね。
参照元:Rant Food