「道」「カリビアの夜」「戦争と平和」「キング・コング」、最近では「ハンニバル」にプロデューサーとして関わったディノ・デ・ラウレンティス(Dino De Laurentiis)がかつて所有していた「1961年式のフェラーリ250 GTE」 が、英オークションハウス、ボナムズ(Bonhams)で競売にかけられることがわかりました。
実者ですが1975年以降、運行されたことはなく、レストアには10万ポンド、日本円にして1,260万円ほどかかるとはいうものの、ボナムズの競売人は最低でも4万ポンド(約500万円)、最高で95,000ポンド(1,200万円)の値がつけられると予想し、3月に行われるオークションの目玉になるだろうと強気です。
ともすれば、ジェームズ・ボンドのアストンマーチンDB7にも見まがうスタイルですが、ピニンファリーナの手がけたクーペはやはり色あせず、フェラーリマニアには垂涎といったところ。
もしかしてギガメン読者の方でオークションに参加される方がいるかもわかりませんので、詳細を載せておきますね。 シャシー・ナンバーは 2647、エンジン・ナンバーは 2647、3リッターV12、もちろん左ハンドルで、イタリア国内で納車され、所有したのは、エドモンド・ハンス・バヒェーア、ディノ・デ・ラウレンティス、エヴァ・マイケルソン、ヘクター・アンダーソン、ヘクター・アンダーソンの娘の5人。最後に譲渡されたヘクター・アンダーソンの娘がケントのガレージにしまい込んでいたため、走行距離は49,000マイル(78860キロ)。10万キロもまわっていません。
さて、このフェラーリ250 GTE、いくらで落札されるかも見物です。
この記事をシェア