これまでに作られたなかで最も愛らしいフェラーリ

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5億1100万円詳細ページ

5月の11日から12日にかけて、モナコの文化施設、グリマルディ・フォーラムで行われていたRMオークションで、「これまでに作られたなかで最も愛らし いフェラーリ」といわれる、1957年式の「フェラーリ 625 TRCスパイダー」が、400万ポンド、日本円にして5億1100万円という高値で落札されました。

1957年式の「フェラーリ 625 TRCスパイダー(Ferrari 625 TRC Spider)」の製作台数は、わずかに2台。
製 作から55年を経た車は「どこにも破綻(はたん)のみられないデザイン」「これまでに作られたなかで最も愛らしいフェラーリ」という称号をうけ、当初の予 想落札価格は240万ポンド(約3億700万円)程度と見積もられていましたが、今回の落札価格はそれを大きく上まわりました。

この50年代のレースカーを最初に所有したのはアメリカ人のレースドライバーで、2代目のオーナーは30年間手放さず、もともと搭載していた2.5リッターのエンジンを82年に3リッターV12に換装。320馬力を発生するということです。

今年のRMオークションは、欧州のどこが不況なの?というくらい盛況だったようで、総売上高は2600万ポンド(約33億2000万円)にも及びました。
ほかにも1966年式「フェラーリ 206S ディノ・スパイダー」や1952年式の「フェラーリ 225 スポーツ・スパイダー “タバスコッカ”」が、それぞれ200万ポンドで落札されています。

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