今回は、光ファイバーの速度限界を突破した!という内容でサイエンスに投稿された論文について取り上げます。
帯域(トラフィック)の話ではなく、距離の話です。
まず、光ファイバー速度の限界がネット終焉の始まり!?みたいなインターネット崩壊説があったんですね。アナタはご存知でしたか?
正直なところ、光ファイバーなんて単純にドンドン多重化すればイイじゃん!と思っていたのですが、どうやら私の考えが浅はかだった様です。
なお、今回のハイテクポイントはズバリ!干渉によって生じる歪みを予め想定し受信する際にウマく補正したことで光度の限界を超えた!!ということになります。
これによって、従来まで用いられてきたデジタルコヒーレント方式の光増幅中継器を今後徐々に減らしていけるので、低コストでより遠くへ大量のデータを伝送できるかもしれない!?と期待してしまうワケです。
ちなみに技術者の身になって考えてみますと、レーザー出力を上げた時に生じる非線形性を何とかしようとしてアリ地獄の中を必死にもがいた結果、やっとの思いで限界を突破できたのではないでしょうか。
ただ、この技術が今のインフラでそのまま対応できるのか?それとも新たなインフラを整備しなければいけないのか?といった部分がまだハッキリと定まっていないので、なんとな~くスッキリしない感じですね。
さぁこうなってきますと、マザーボードに光ファイバーを差すのが当たり前!?な~んていう時代が来てしまうのかもしれませんよ。
参照元:GIZMODE Japan
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