ブラジルW杯【日本代表・第三戦】GL突破の本命はファルカオ復帰で加速する 日本と対戦するコロンビアにフォーカス

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コロンビアは4年前のワールドカップ(W杯)南アフリカ大会出場が叶わなかった。南米予選は7位。南アフリカで旋風を巻き起こしたウルグアイとは勝ち点1の差だった。主将のDFジェペス、当時21歳だったGKオスピナ、欧州移籍を果たしたばかりのFWファルカオらは「次こそは…」と決意したはず。

ベスト8のコパ・アメリカを経て、2011年10月からブラジルW杯予選がスタート。3試合を1勝1分け1敗で終え、指揮権はアルバレスからアルゼンチン人の名将ペケルマンへ。監督交代が功を奏し、ウルグアイ、チリ、パラグアイを連続で撃破し、9勝3分け4敗・2位の成績で本大会出場を決めた。

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豪華絢爛な攻撃陣に隠れがちな守護神の奮闘。

「世界一のストライカー」との呼び声も高いファルカオだけでなく、J・ロドリゲス、グティエレス、イバルボ、バッカ、ラモスを擁する攻撃陣にどうしても目が行ってしまう。

しかし、南米予選を通じて喫した13失点が9カ国中最少だった点は見逃せない。フランス1部で活躍する守護神のオスピナは、結果的に敗れた試合でも最少失点で乗り切り、13年6月のアルゼンチン戦は引き分けに持ち込む大活躍を見せた。

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スペイン、ドイツ、イタリア…欧州各国に散らばる攻撃者たち。

日本のスポーツメディアが大きく報道したように、ファルカオは14年1月の試合で膝前十字靱帯を損傷し、W杯出場に(赤信号に限りなく近い)黄信号が点った。しかし、回復が順調に進み、間に合う可能性が出てきた。キャリアの全盛期である28歳で迎えるW杯、しかも初出場の大舞台は簡単に諦められないはず。

もしブラジルで奇跡的なカムバックを果たせれば、プレー面だけでなく、大怪我の克服に貢献した強靭な精神力がチームに与える影響は計り知れない。

仮にファルカオが間に合わなくても、対戦相手にとって油断禁物。数多くのアタッカーが欧州各国のトップリーグで2桁得点を挙げている。ポルトガル1部のJ・マルティネスは19ゴール、ドイツ1部のラモスは16ゴール、スペイン1部のバッカは14ゴールを叩き出している。

純粋な点取り屋ではない、イタリア1部のクアドラードとフランス1部のJ・ロドリゲスもそれぞれ10ゴール、9ゴールを記録。日本人選手で対抗できるのは、ドイツ1部で14ゴールのFW岡崎くらいだ(ゴール数は5月8日時点で、国内リーグ戦に限る)。

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日本がコロンビアを上回っている要素とは。

コロンビアと日本は、6月25日5時(日本時間)、グループリーグ(GL)第3戦で激突する。グループCはW杯優勝経験国が不在で混戦が予想されているので、決勝トーナメント進出を賭けた大一番になりそうだ。

守備に不安を抱える日本にとって、「連戦の疲労」「高温多湿のクイアバでの試合」が悩みの種だが、近年のW杯での実績は上回っている。W杯出場回数は5回で変わらないが、コロンビアが4大会ぶりなのに対し、日本は5大会連続。コンディションを整え、自信を持って戦えば、勝機は見えてくるはずだ。

 

記事元:GIGAMEN
参照元:FIFA

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