今回は、物理学者のAndreas Wahl氏が自身の体を銃口の正面に向けて水中で弾丸を発射した際、どれほど減速するか実験した結果について考察します。
スパイが海に飛び込めばひと安心かっ!?
まず、アクション映画とかで主人公が敵に追い込まれる絶体絶命のピンチにおいて、やむなく水中に潜って難を切り抜けるお決まりのシーンは何度見てもメッチャ迫力ありますよね。
また、ここで撃たれちゃうとシリーズが続かなくなっちゃうので多少の擦り傷を負いますが、さも当たり前の様にいつも無事です。
ただ油断しないで下さい!水中に潜れば幾ら撃ち込まれても心配ご無用ってなワケじゃぁ~ありません。
なぜなら、実際の逃亡シーンでは気中発射で水中に撃ち込まれる(水ではなく空気抵抗が弾丸の初速に影響を与える)ため、残念ながら今回の実験結果とは大きく異なってしまい参考にならないでしょうね。
より厳密に言えば、弾丸を発射する際の入射角ならびに跳弾による影響等をちゃんと加味する必要があります。
つまり、どんなに名高いスパイとて、いつスナイパーにぶち抜かれてもおかしくないのです。
よって、今後は水中発射の弾丸と気中発射の弾丸について比べた結果を掲載して頂き、映画の続編っぽいスリリングな急展開を期待しましょうよ!
参照元:GIZMODO
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