米情報機関が発表「2015年世界の5大脅威」

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未定 詳細なし

アメリカ情報機関は先月「世界の脅威に関する評価報告書」をまとめ、その内容を発表した。今回は「大人なら知ってて当然」な世界の抱える5大脅威について勉強してみよう。

見て見ぬ振りはできない 世界の脅威

●ロシア問題
日本では最近報道の数が減っているが、ロシアとウクライナの問題は未だ解決されていない。ロシアはウクライナ東部の親ロシア派勢力を支援し、欧米諸国はウクライナ本体を支援している。まるで代理戦争のような状況だ。

欧米はロシアに対する制裁として貿易や金融の引き締めを行っているが、最大輸出物の原油の値段が下がっているためダブルパンチで厳しい状況に追い込まれているロシアがいつか暴発するのではないかとの懸念が高まっている。

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●ISIL(イスラム国)
先日、日本人二人が拘束され処刑されたことが大きく報道されたISIL問題。イラクとシリアの一部に勢力を広げその周辺国にも支援組織が多数存在すると見られている。

最近ではツイッターCEOに対し名指しで殺害予告を行ったり、更に大量の処刑やテロを行うなど活動を活発化させている。現在、米国本土でもテロが起きるのではないかと関係当局者達は神経を尖らせている。

●イラン
核開発問題を巡ってアメリカとの間に大きな確執があるイラン。中東情勢が不安定化する中、イランは大きな影響力を持ちその存在が大きくなっている。サイバー攻撃によって米国に揺さぶりを掛けようとしているとも伝えられており、アメリカは今年もイランへの対応には頭を悩ませることになりそうだ。

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●ナイジェリア
ナイジェリア問題といってもピンとこない人が多いかもしれないが、「ボコ・ハラム」と聞けば思い出す人もいるはず。ボコ・ハラムとはイスラム過激派組織で、ナイジェリア国内において誘拐や略奪を繰り返し現在国軍と激しい戦闘状態にある。

ボコ・ハラムの影響でナイジェリアでは選挙を行うこともできず、大きな外貨獲得手段である石油の輸出量も極端に減っているのだ。

●サイバー攻撃
日進月歩のサイバー世界では、攻める者と守る者との間で日々厳しい戦いが演じられている。企業や政府機関内のサーバーに侵入し情報を盗もうとする者や、ウィルスを撒き散らし個人を無差別に攻撃しようとする者などタイプは様々だ。

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ロシアやイラン、中国、北朝鮮などは国家規模で敵対国に対しサイバー攻撃を仕掛けているのではないかという疑惑も持ち上がっている。セキュリティに関するコストは年々増加し、先進国経済に大きな打撃を与える日も近いと見られている。

全体としてはやり中東やアフリカ圏の政情不安や治安悪化が気になるところだ。国連もあてにならないし、世界警察を自負するアメリカもイラク戦争で痛い目に遭って以来、あまり他国の問題に積極的には干渉していない。

上記はほとんどが安全保障に関わる問題ばかりだが、これらの懸念が悪い意味で現実の物となれば当然、経済・金融の分野でも世界は大きな悪影響を受けることになる。

参照元:The Wall Street Journal

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