「地球儀」と聞いて、「懐かしー」と思う人もいることだろう。地球儀と言えば、昔は入学祝いにプレゼントされる機会が多かったのではないだろうか。特ににランドセルとのセットは、おじいちゃん、おばあちゃんが孫に贈る、定番の”スペシャルセット”だ。最近では、パソコンと情報の発達により、地球儀を回転させなくても、インターネットの中に超リアルな地球儀がある。
「アース」と検索すれば、1番初めに出てくる「Googleアース」。今、最も世界で多く使われているバーチャルな地球儀だ。Googleアースを使えば、宇宙空間に浮いている地球の映像から、どんどん拡大していって自分の家が建っている場所の映像まで見ることができる。しかもタダで。ここまで便利なものが出てしまうと、いまさら地球儀を使って地理の勉強にいそしむということは、しないだろう。
しかしながら、地球儀が完全に廃れてしまったのかというと、そういうわけでもない。勉強用に使うことが出来る物も出ているし、ペンで場所を指すと音声で説明してくれる、進化した地球儀だってある。ニーズの線が細くなってしまったことは確かだが、需要はしっかりあるのだ。そして、そんな地球儀の新しいもう一つの使い方。それが、大人のためのインテリアとして利用する方法だ。
「浮遊地球儀 (Floating Desktop Globe)」は、直径10㎝の小さな地球儀だが、驚いてしまうのは、この球体自体が宙に浮いてしまっていることだ。仕掛けは、磁石の同極同士を近づけると反発する作用を応用したものだが、これが抜群のバランスを取ってくれる。しかも浮遊地球儀 (Floating Desktop Globe)は宙に浮いたまま、ゆっくりと自転するのだから、子供心をくすぐられる。
ただ、注意しなくてはいけない点は、絶妙なバランスで安定しているため、乱暴に扱うことは出来ないし、かつてのソレのように、グルングルンと回転させることは出来ない。少しでも軸をずらすと落下してしまう。地軸は正確には、何度か傾いているなどという、学術的なハナシはこのさい無しにして、ボンヤリとただ静かに回転する浮遊地球儀 (Floating Desktop Globe)を眺めて、癒されてみるというのは、いかがだろうか。