アラブ首長国連邦(UAE)の格安航空会社(LCC)、フライドバイは12月17日からドバイとロシア南部・チェチェン共和国の首都グロズヌイを結ぶ直行便を週2往復で開設しました。フライト時間は3時間45分です。
チェチェンには新型コロナ流行前から渡航中止勧告が
フライドバイはUAEの航空会社として初めてグロズヌイに直行便を飛ばしました。ドバイは主にエミレーツ航空とフライドバイによって世界各地と結ばれています。そのドバイからモスクワやイスタンブールを経由することなく、チェチェン共和国の首都に行けるようになりました。エミレーツ航空はドバイ=グロズヌイ線でコードシェアを実施するとしています。
ただ、日本の外務省はチェチェン共和国では「武装勢力による攻撃や自爆テロが多数発生」しているとして、新型コロナウイルスの流行前から渡航中止勧告を出しています。ロシア最大級のモスクであるアフマド・カディロフ・モスク(セルツェ・チェチニ)があるグロズヌイを安心して訪れることができるようになるまでまだまだ時間がかかりそうです。
11月にはイスラエル・テルアビブ線が開設したばかり
フライドバイは20年12月時点で、ドバイ=グロズヌイ線以外のロシア路線を運休にしています。LCCでドバイからモスクワ、クラスノダール、エカテリンブルグなどに行きたい人は一日も早い再開を望んでいることでしょう。なお、エミレーツ航空はドバイ=モスクワ(ドモジェドヴォ)直行便を運航中です。
フライドバイは20年12月時点で、主に中東・東アフリカ・中東欧・中央アジア・南アジアの主要都市に乗り入れています。注目すべきはイスラエルのテルアビブ。UAEとイスラエルの国交正常化から約2カ月後の11月下旬、ドバイ直行便が開設されました。
参照元:FluDubai , RoutesOnline
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