自由自在!ヘリコプターロボットが思いのままに組み立てる!

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ラジコンと言えば、一昔前は大人や子供が飛行や走行を楽しむものだった。人間が操縦士となり、道や飛行経路を決定していた。ラジコンを操縦していたら操縦をミスって海にポチャーンなんてこともあった。

時は流れ、現代はあらかじめプログラミングされた経路を自動で飛行・走行・動作する時代。その技術を競う時代だ。世界中でロボット技術革新競争が進んでいる。そんな技術戦争の中、スイス連邦工科大学のラファエロ・ダンドレア(Raffaello D’Andrea)氏が、「ヘリコプター・ロボット (Flying Robots)」で6メートルのレンガ製タワーを作ることに成功した。ロボットに付属したボールを天井カメラに写し、位置を確認をしながらブロックを積み上げていくというもの。人間は初期設定のみで、あとは見ているだけ。ヘリコプターロボットがブロックを積み上げ6メートルのタワーを作りあげたのだ。

現在のところ、この技術は実用性を有していないが、ロボット技術がここまで来たのか!という意味では非常に意義のある出来事だ。このロボット技術が明日を作る。昨年の震災で石油不足で食料が被災地に届かなかった。ヘリコプター・ロボットを使えば遠隔から食料や物資を届けることができる。軍事転用はなるべくしてほしくないが、いつかモビルスーツが本当に実用化される時代が来るかもしれない。あの猫型ロボットも開発されるかも!?ロボット技術実用化の第一歩がこのヘリコプター・ロボットだ。この一歩は小さいが、人類にとっては偉大な一歩である。


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