「アプリで幸せになれますか?」と尋ねられたら、どう答えるか。「Freehap」を知っていれば、答えに窮することはなくなるはずだ。タイ・シンガポール・香港で配信を開始したアプリの中身は至ってシンプル。ユーザーの幸福度を5段階(Very happy/Happy/So-so/Sad/Very sad)のアイコンで表し、他のユーザーと共有する。誰か(もちろん自分自身も)がSadの状態であれば、他のユーザーに通知が来て、電話で話を聞いたりするきっかけをつくってくれるのだ。
タイの大学生が考案したFreehapは他に「誰か助けてくれ」「質問があります」「オススメを教えて」といった多種多様なアイコンも用意されている。コンセプトとしては「Yahoo!知恵袋」に近いか。このアプリはもしかしたら大地震のような事態に見舞われた時、大きな助けになるだろう。困った時の助け合いに役立ち、孤独な状況で不安を和らげてくれることも考えられる。
ちなみに自分が住んでいる国のユーザーの幸福度を毎日集計することで、幸福度の移り変わりも分かるシステムになっているようだ。誰もが100に近づけたいと思っているはずで、Freehapはその可能性を感じさせる。現在は3カ国で配信しているが、他国での配信も準備中とのこと。人とのつながりを大事にする風潮がより強くなっている日本で人気を集める可能性は大だ。
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