フレキシブルディスプレイが実用化される時代が来た

3476

実用化が難しいとされていたフレキシブルディスプレイを時計に実装した「フレキシブルOLED時計」を、双葉電子工業が発表した。厚さ0.2mmという超薄型に改良し、時計に実装した技術力に大きな注目が集まっている。

「フレキシブルディスプレイ」とは、柔軟に変形する事ができるディスプレイのことである。なんのコッチャ頭がフレキシブルになってしまうが、紙の様なディスプレイと言うとイメージしやすいだろう。現在のディスプレイはそのほとんどがガラス製の「アクティブマトリクスディスプレイ」であるが、ガラス製のため落とせばガチャンと割れてしまうことも多々あった。柔軟なフレキシブルディスプレイなら、落としても衝撃を吸収してくれる為壊れにくく、フレキシブル独特の曲線美を出せるというわけだ。

フレキシブルOLED時計はあくまでプロトタイプで発売の予定は無い。フレキシブルディスプレイの実用化は、サムスンが量産を発表しプロトタイプを発表してはいるが、現在のところ販売されているデバイスは存在しておらず、世界の電器メーカーが競って実用化を目指している分野である。

技術力に定評のある日本のメーカーが、フレキシブルディスプレイを引っ提げ世界市場に出る日は、そう遠くはなさそうだ。フレキシブルOLED時計が新たな技術の到来を告げたのである。

この記事をシェア
0 0
記事のタグ