先進国で唯一エイズ患者の増える国が日本。保健所などで匿名のエイズ検査が受けられるとはいえ、「もしかして」と思って即検査に出向けるような行動力のある人は少数。たとえ検査キットが手元にあったとしても、郵送に時間がかかってしまう。そうやって、自宅で悩みに悩んでいる感染者はきっと日本に何万人もいるはず。
スマホ医療テクノロジーはここまできたか!革命的発明
誰にも知られずプライベートで行いたい、しかし生死にかかわる問題なので結果はできるだけ早く知りたい。そんな声を反映し、自宅でHIV検査ができるスマホの小型アクセサリーが発明された。しかもそれだと15分で結果がわかり、作成にかかった費用はたった34ドルだという。
通常のテストと同じ精度
コロンビア大学の研究者、ティファニー・グオ氏とタサニーワン・ラカサナソピン氏によってデザインされたこのアクセサリーにまだ名前はない。しかし、指から血液を少量採取するだけのこのスマホ装着型ツールには、ルワンダでの臨床実験にて通常のツールと同じ精度が確認されたのである。
現在両氏はWHOからの規制当局の承認を待っている最中。必要な酵素結合免疫吸着の機械的、工学的、 電子的な機能性はスマホからすべて供給可能。梅毒検査も可能だといい、今後のAIDS、STD対策には不可欠なものになるに違いない。
参照元:News Discovery
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