前回に引き続きぽっこりお腹を改善すべき10の理由、後半の5つを紹介します。
6. ED(勃起不全)に繋がる
これまでの話でまだダイエットへの気力が湧かない男性に、ダイエットすべき重大な理由を与えましょう!ぽっこりお腹(内臓脂肪型肥満)とEDは強く関係しているのです、それも中年だけではなく、若者にもその影響があるのです。
糖尿病を患っている若い男性は通常の男性より10年も早く糖尿病との合併症でEDを発症する可能性があります。
内臓脂肪が前糖尿病状態や糖尿病、シンドロームX(複数の症状を同時に発症する状態)と関係していることから、その他のこれらの状態による副作用が25-75%もの多くの糖尿病の男性にEDを発症させます。
この理由の一つとして、これらの状態は神経や(性的)興奮に関係している血管を損傷するということが挙げられます。
7. 心臓に悪い
ぽっこりお腹をなくすべき最も大きな理由の一つは心臓に多大なストレスを生じさせることにあります。肥満度指数/BMI(特に腹部の脂肪)が上昇すると、多くのプラークが動脈内に蓄積し始め、冠状動脈性心臓病(心筋への血流が阻害され、心臓に障害が起こる疾患の総称;ウィキペディアより引用)のリスクを増大させます。
これは血液と酸素を受け取る心臓の機能を遅らせてしまうのです。このプラークが十分に蓄積されると結果に目詰まりが発生します。これが、胸痛(狭心症)または心臓発作につながる可能性を持つのです。
内臓脂肪はさまざまな状態からの心臓病のリスクを倍増させます。時間が経つにつれて、脳卒中および他の合併症を引き起こすことがあるのです。
8. ホルモンの問題を悪化させる
お腹の脂肪が増えることでの大きな問題は余分なお腹の脂肪(および全体の脂肪)は体内での高いレベルのエストロゲンと関係していることです。より多くの脂肪があるということは通常より高いエストロゲンレベルを持っていることになります。
エストロゲンとは女性ホルモンの1つで女性にとっては大事なホルモンですが、余分なお腹の脂肪は健康問題を発生させるほどエストロゲンを多く生み出してしまうのです。
女性はより強い痛みを伴う生理や子宮筋腫、欲求や気分のコントロールの問題だけでなく睡眠不足を引き起こす原因になります。
男性は女性の胸のような膨らみを持ち始め、(性的)興奮や、エネルギー不足、テストステロンの減少により気分や睡眠不足を引き起こす原因になります。
男女問わず、ホルモンのアンバランスは余分な腹部の脂肪の悪影響から生じます。
9. 脳卒中になるリスクを高める
余分なお腹の脂肪が心臓病や糖尿病のリスクと増加させると同じ理由で、脳卒中になるリスク増加と関係しています。より多くのプラークが動脈内に蓄積し始めると、動脈壁から切り離され、血流に乗って血液凝固を形成してしまいます。
それが脳に近い場合、酸素や血液が脳全体から流れるのを塞き止め、脳卒中を引き起こします。
肥満度指数/BMIと脳卒中のリスクには直接的な相関関係があります。BMIが上がればそれだけリスクも増えているということです。
10. 認知症およびアルツハイマー病の可能性を増大させる
おなかの脂肪が多い人(特の高齢の方)は認知症や認知機能低下の深刻な兆候の可能性をなんと250%も高めてしまいます。おなかの脂肪は、実際に認知症とアルツハイマー病の原因となります。
肝臓で脂肪を代謝するタンパク質は記憶や学習を制御する、脳内で見られるタンパク質と同じであり、お腹の脂肪の問題点は両方の場所でこの重要な酵素を激減させてしまうことです。
ぽっこりお腹は単に外側からの問題だけでなく、重大な健康障害を引き起こし、あなたの脳を台無しにしてしまうかもしれません。この記事をきっかけに少し多くの人がぽっこりお腹と真剣に向き合ってくれれば嬉しいです。