日本にスイス製の時計が姿を現したのは幕末の世。今でも高級時計であり、そのムーブメントの緻密さは日本と双璧であることで知られている。例えば18世紀末からの脈々と続くスイス時計の老舗工房Girard-Perregaux (ジラール・ペルゴ)もその一つである。
この「Girard-Perregaux 1966 Chronograph Doctor’s Watch (ジラール・ペルゴ1966 クロノグラフ ドクターズウォッチ)」は、自社で研究開発した高精度のムーブメントを初めて搭載した記念すべき年をその名にした。それはクォーツ時計など存在しない時代だった。凛としたその姿は、クロノグラフがなぜ実用性だけではなく芸術性を内包しているということを思わずにはいられない。ホワイトゴールド仕様など宝飾的な魅力を備えつつ、品がありシックでありうる理由がここにある。
Girard-Perregaux 1966 Chronograph Doctor’s Watchは限定生産であり、パリ・ヴァンドーム広場の高級宝飾店Dubailなどプレステージなショップなどでしか手に入れることができない。
過去に最上級の敬意を表明することで、時計メゾンとしての歴史が黙っていても伝わってくる。
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