北欧フィンランドの空港運営会社フィナビアは昨年12月から今年1月にかけてヘルシンキ空港ビル正面の電飾看板に好きな名前を表示できるイベント「マイ・ヘルシンキ・エアポート(私のヘルシンキ空港)」を実施しました。
企画の背景にはニューヨークJFK空港などの存在が
ユニークなイベントが企画された背景には、著名な政治家の名前が正式名称に入っている空港(パリのシャルル・ド・ゴール空港、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港)の存在があります。フィナビアは「ヘルシンキ空港の看板に自分の名前を表示できる機会をすべての人に与えたかった」と説明しています。
ヘルシンキ空港の利用者・訪問者が自分や大切な人の名前を空港ビル正面の電飾看板に表示させる方法は、イベント特設サイトにアクセスし、名前を入力し、数分待つという簡単なものでした。フィナビアによると、「HELSINKI AIRPORT」の文字が光る看板上のディスプレイには「NINA’S」「ANNA’S」といった女性名が特に多く表示されたとのことです。
クリスマスには遠距離恋愛中のカップルが“貸し切り”
フィナビアは昨年のクリスマスにヘルシンキ空港ビル正面の電飾看板に好きな名前を一日中表示できる特別イベントを開催しました。多数の応募の中から選ばれたのは米国に住むテレルさんで、フィンランド在住の恋人マリカさんのためにヘルシンキ空港を丸一日「MARIKA & TERRELL’S HELSINKI AIRPORT」に変えました。
テレルさんのサプライズは、マリカさんを喜ばせただけでなく、リモートという形で自分の両親と彼女が初めて顔を合わせるきっかけにもなりました。これからの二人に幸多からんことを。
<参考元>FINAVIA
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