今の自動車はカッコイイだけでは売れない。燃費の良いエコな車が売れる時代である。エコな車と一口で言うけれど、実際どの車がどれだけエコなのだろう？そんな疑問を解決してくれるのが米エネルギー効率経済協議会（AEEE）による「総合環境ランキングGreenest List」だ。燃費、排ガス、製造過程、リサイクル過程、発電に伴うCO2排出などを数値化し、毎年ランキングにして発表している。
その2012年総合環境ランキングで最もエコな車に認定されたのは三菱自動車の電気自動車「i-MiEV」だ。Greenest Listは14年の歴史を持つが、電気自動車が認定されるのは初めてで、得点も14年間で最高の記録だ。三菱自動車のエンジニア達の理想の翼がついにトップに羽ばたいたのだ。
2位は昨年のランキングで最もエコな車に認定された圧縮天然ガスを使用するホンダの「シビック・ナチュラルガス」と日産の電気自動車「リーフ」が同率。
3位に「トヨタ・プリウス」、4位「ホンダ・インサイト」と日本車がトップ4を独占。全体で見ても全12台中9台が日本車という快挙を達成した。円高の昨今輸出は厳しい状況にあるが、日本車の性能のよさを改めて裏付ける結果となった。
世界の車の主流になるであろうEV車の部門で世界をリードしている日本車業界の巻き返しが始まる。後はEV車を「こりゃ良いべ～良いEV車だべ～」と世界各国に営業して欲しいものである。
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