世界中の猫の飼い主の心を掴んだようです。ドイツ発、猫が近づくと回転し、表面にある無数の小さな突起が心地よい刺激を与えるスマートブラシ「Groomatic」の製品化プロジェクトが3月、米クラウドファンディングサイト「Kickstarter」で成立しました。
抜け毛や寄生虫を減らせるが、機械任せには注意
「Groomatic」を床の近くに設置し、USB-Cケーブルで充電しておけば、猫は飼い主不在でもブラッシングの気持ちよさを味わえます。センサーを内蔵するスマートブラシは猫の接近で回転を開始し、しかも方向も検知するので、表面にある無数の突起が毛並みに沿うように回ります。
猫用スマートブラシは猫を気持ちよくする上、抜け毛や寄生虫を取り除けるという利点もあります。ただ飼い主はブラッシングを機械任せにせず、自分の手でブラッシングすることも忘れないでいたいものです。皮膚の異変の見落としやコミュニケーション不足は猫に嫌われるかもしれません。
様々な場所に設置可。次の注目は発送までの流れ
「Groomatic」製品化プロジェクトは最終的に21万ユーロ(約2900万円)超も集めました。米国の2216人を筆頭に英国、カナダ、ドイツ、豪州など各国で支持を得ています。様々な場所に取り付けられるように、ネジ・粘着パッド・結束バンドが付いていることも人気の要因でしょう。
猫用スマートブラシのPR動画では、猫がプロジェクトページにアクセスして[支援する]のボタンを押すという演出があり、面白がった支援者もいるとみられます。ただ宣伝の巧みさとプロジェクトの進捗は別問題。4000人超の支援者への対応や工場での生産をさばけるかに注目です。
<参考元>Kickstarter
この記事をシェア