米自動車誌「モータートレンド」が選出する毎年恒例の「ベスト・ドライバーズ・カー」。2013年に選ばれたのは「ポルシェカレラ4S」。昨年の「カレラS」に引き続き2年連続の受賞でした。
最高出力、加速タイムというスペックを始め、様々な路面状況でのチェックを同誌のスタッフが、500マイル超に及ぶ公道でのテストを行った。そして、ラグナセカではプロのレーサーによる試乗も行う徹底ぶりです。
この映像は、受賞した「ポルシェカレラ4S」とノミネートされたライバル達のラグナセカ・サーキットにおける走行テストの模様です。登場するのは「ポルシェカレラ4S」「シボレーコルベットC7」「フェラーリF12ベルリネッタ」。各車の概要は次の通りです。
ポルシェカレラ4S 速いだけじゃない
4WDシステムであるPTM(ポルシェ・トラクション・マネージメントシステム)は、電子制御式4WDで、路面状況その他に応じて前後輪へのトルク配分を可変制御する仕組みを持ち、スポーツカーである「911」に、さらに高い日常性を加えている。さらにスポーツカーとしてのパフォーマンスをより高めるという。
シボレーコルベットC7 ほぼ完璧なコルベット
エンジンをフロントに配置した後輪駆動を継承しつつ、軽量化されたシャシー、羽のように軽いボディパネルやカーボンファイバー製のルーフ、カーボン・ナノコンポジット製アンダーパネルも採用し、車両重量はわずか1,496kgだ。生まれ変わったボディのはCd値はわずか0.29で、独特の雰囲気を放つ。エンジンは6.2LのV8、460psを発生する。
フェラーリF12ベルリネッタ フェラーリ史上最高傑作の一台
V型12気筒6.2Lエンジンは740ps、アルミ合金製のボディはスタイリングセンターとピニンファリーナのコラボレーションによる美しいフォルム。SCM-E磁性流体ダンパーや、マネティーノ・スイッチを装備。11.5対1という超クイックなステアリングレシオなどなど。ドライバーが常にドライビングに集中できるよう作られている。