北欧フィンランドの空港運営会社フィナビアはヘルシンキ空港を7月に利用した人の意見を集めたところ、利用者の89%が新型コロナウイルスの流行下におけるヘルシンキ空港の衛生・安全対策を「Excellent(=優れている)」と回答したと発表しました。
アナウンスが7分おきに3言語で流れている
フィナビアは空港業務改善のために各空港で利用者からの意見を定期的に集めています。ヘルシンキ空港の利用者は、手指消毒用スプレーボトル300本、飛沫感染防止用のアクリル板100枚、ソーシャルディスタンスを呼び掛けるフロアステッカー2000枚が空港ターミナル各所に設置され、マスク着用が呼び掛けられていることに満足しているようです。
日本からの直行便も到着するヘルシンキ空港は、到着エリアでのアナウンスの回数を増やし、7分おきに3言語で流していますが、この取り組みも利用者からは好評です。外国の空港で自分が聞き取れる言語が流れてきたらホッとするのではないでしょうか。新型コロナウイルスの流行下なら尚更です。
関係者が手を焼いているのは「マスク問題」
フィナビアが「もっとこうすればいいのに」という提案があるかをヘルシンキ空港利用者に尋ねたところ、「空港内でマスクをしていない人がいる」という記載が数件あったとのこと。フィンランドの空港運営会社は空港利用者全員にマスクを着用するように強く勧告していますが、空港ターミナル内での着用は義務ではなく、関係者は手を焼いている様子です。
それでもフィナビアはフィンランド当局や専門家と緊密に連携しており、空港の衛生・安全対策に手ごたえを感じていることでしょう。なお、フィンランドは日本居住者の入国規制を8月下旬から再開しました。今後については在フィンランド日本国大使館のウェブサイトなどを確認してください。
参照元:FINAVIA
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