本格的な冬、冷え性の人には辛い季節でもあるんではないでしょうか。特に末端冷え性で足が冷えて辛い人は多いはずです。そんな冷え性のメカニズムと改善策をご紹介します。
冷え性とは
靴下を重ね履きしたり、足用のカイロを靴に忍ばせたり、なのに氷のように足は冷たいなんてこともあるでしょう。足が冷えて寝つきが悪かったり、トイレが近くなって不安だったりと、悩みはつきないかと思います。
そもそも冷え性、冷えとはどうして起きるのでしょうか?
女性に冷え性が多いイメージですが、その理由は女性は男性に比べると、熱を作り出す筋肉が少ない、皮膚の表面温度が低い、貧血や低血圧の人が多い、月経の影響などで、腹部の血流が滞りやすいく、ホルモンバランスの変化が多いことが、大きく影響しているようです。
私たち人間は内臓のある体の中心部の温度をつねに37℃に保つために、環境の変化に応じて体温を調節しており、寒いときは四肢末端や皮膚表面などの血管を収縮させて熱の拡散を防ぎ、心臓や肝臓など重要な臓器が集まる体の中心部に血液を集めて、体温を維持しようとします。
そのため血液が行き渡りにくくなった手先や足先は、温度が下がってしまいます。このような状態が定期的に起きる、常時続く状態を冷え性といわれています。
冷え性改善プログラム
筆者も冷え性で、足先を中心に下半身が冷えてしまうので、対策や予防を探してみたところ、誰にでも簡単にできそうなプログラムを発見!日々実践しております。
いつも全身ポカポカというほどではありませんが、確実に以前より足先の冷えは軽減されています。騙されたと思ってでも実践する価値はありますよ!
【対策1 すぐにできる、妄想ウォーキング】
なかなか運動する時間がないという人は、ウォーキングがオススメです。でも、ただ歩くよりも少し意識をプラスして上げるとより効果的です。まず、自分の今の年齢よりも5歳以上若返る気持ちで。さらに、モデルになったような気持ちで、背筋を伸ばして、お腹を引っ込めます。
そのいい姿勢の状態を崩さないようにして、少し大股で歩いてみるといいでしょう。これだけでかなりの運動量になります。1日細切れでもいいので、トータルで30分は歩くように心がけましょう。
【対策2 超簡単 ふくらはぎ運動で血流アップ!】
ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれる部分です。ここの血流をよくすると、冷え対策にもつながります。やり方は簡単です。
①机などに軽く手を添えて、肩幅ぐらいに足を開きます。
②まずは、ゆっくりとつま先立ちに。
③次にかかとを下ろして、つま先を上向きにアップ。②と③を繰り返します。
1セットを2分として、1日に3回ぐらいやると効果的です。
【対策3 熱工場の筋肉を作るために、たんぱく質を摂取!】
筋肉量を増やすためにも肉や魚、豆類のたんぱく質摂取は基本です。特に女性は、ダイエットを意識して、野菜中心の食事の人が多く、たんぱく質摂取が不足している人が多いのです。野菜にも重要な栄養素は含まれていますが、筋肉や血管を考えるとたんぱく質は必須です。意識して摂るようにしましょう。
【対策4 朝は、温かいごはんが体温アップにはオススメ】
最近、低炭水化物ダイエットがブームになっています。炭水化物を過剰に摂取するのは、肥満のもとになりますが、大幅に抜いてしまうと体は冷えやすくなります。炭水化物は熱を作る即効性があるので、朝の通勤前に炭水化物を摂るのは効果的です。おすすめは、ホカホカのご飯やおにぎりです。
【対策5 夜寝るときの冷えが気になる人は、“まるまる瞑想”を!】
ベッドに入って、足が冷たいと眠りになかなかつけません。手足から体に溜まった熱を放出することで、深い睡眠に導くので、冷えは睡眠の邪魔になってしまうのです。ですから、寝るときに冷える人は、手足を温める動作をプラスしてあげるといいでしょう。
オススメなのは、簡単な瞑想法です。手足の血流がよくなり、熱放出しやすい状態を作ってくれます。
①寝る前、ベッドや布団の上に正座をします。
②両手は前で組むようにして、手のひらは両脇に挟みます。
③そのまま背中を丸め、ボールのような状態で2~3分瞑想します。
そのあとは、普通に休むだけでOKです。
どれも、時間もかからず、簡単に実践できることばかりですね。今年の冬こそ冷え性とサヨナラして、穏やかに過ごしましょう。