英アストンマーチンは、£1,800,000(3億3000万円)というプライスが付けられたモデル「バルカン(Vulcan)」でハイパーカー市場に参入します。
24台の限定とした理由は「ル・マン24時間レース」をイメージしたことと、ジェームズ・ボンドの映画「007」シリーズが今回の「スペクトラ」で24作目となることだという。
ライバルは、マクラーレンP1 GTR、そしてラ フェラーリFXX Kだ。
24台が限定生産される「バルカン」のフロント・ミッドシップ・マウントされる7.0ℓV12エンジンは、NAとしては最強となる811psを発揮する。バルカンというネーミングは、英国製の戦略爆撃機の名前からとったものだ。バルカンのコアは「One-77」に使われたカーボンファイバー製のタブだ。
しかし、より剛性を上げられ、そして軽量化され、しかもFIAスペックのロール・ケージを備えるなど、50%は新設計のもの。ボディ重量は150kgほど軽い1350kg。最高速度は322km/h以上と予測される。想定するライバルは、マクラーレンP1 GTR、そしてラ フェラーリFXX Kだ。
“シフト・ダウンの度に炎とサウンドがそこから奏でられる”ってスゲー!
”これは、われわれの来るべきスポーツカーに大きな影響を持つモデルである” とチーフ・デザイナーのマレック・ ライヒマンがコメントするこの「バルカン」は、レースに使用する人のために、あえてペイントしていないカーボンファイバーのままのボディでもデリバリーをする予定で、ワイパーやハンドブレーキなども取り付けられているが、あくまでサーキット専用モデルであり、FIAの安全基準を満たすクルマの作りがされている。
そして、ロード・モデルとしてデビューさせる計画はないという。また、ライヒマンは“シフト・ダウンの度に炎とサウンドがそこから奏でられる” はコメントしている。
参照元:Car Magazine
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