フランスのデザインハウス「アイコナ」はスーパーカー「ヴルカーノ(Vulcano)」を米カリフォルニア州ペブルビーチで開催される「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」で発表する予定です。ちなみにワンオフモデルとのことです。
製造に1000時間かけるチタン製ボディを採用
全体的なデザインは2013年の上海モーターショーで発表されたヴルカーノとほぼ変わらないようです。
ファストバック型のキャビンからフードが突き出したスタイルで、世界最速の飛行機(SR-71)の影響を受けると言われるデザインは機能性も重視されています。
アイコナのデザイン・ディレクターサミュエルChuffartの設計によるチタンとカーボンファイバーで構成される車体は、熱気を効率的にエンジンから排出し、車輪から発生する乱気流を減らさせるとされています。また、製造には熟練の技術者により1000時間かかると言われています。
最高速度354km/hのモンスター
2013年のペブルビーチで最初に登場したヴルカーノは、最高出力950hpを発生するV12ハイブリッドを搭載するとされていましたが、今回これに替わって、最高出力670hp、最大トルク85.7kgmのコルベット「ZR1」用スーパーチャージドV8エンジンを採用します。
同社によれば0-60mph(いわゆる100m/h)加速は2.8秒で、0-120mph(同200km/h) が8.8秒、最高速度は220mph(約354km/h)に達するとのこと。 また、パワートレインの担当には前スクーデリア・フェラーリ・ディレクターの「クラウディオ・ロンバルディ」を採用したとされています。
「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」でどのような評価を勝ち取るかが注目されます。
参照元:Car
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