インフィニティ(Infiniti)と言えば、日産が外国向けに展開している、高級車ラインナップだ。そんなインフィニティのプレミアムセダン「Infiniti M」に、初のハイブリッドバージョン「Infiniti M35h」がリリースされる。いよいよ高級車にも、ハイブリットだ。
高級車といえば、当然ターゲットは富裕層。おそらく、そういう人たちは、ガソリンの価格にビクビクしない。だが、そんな人たちの乗る車にも、ガソリンと電気の組み合わせが入ってきた。つまり、ただ無闇にでかいエンジンで、ガソリンをバンバン消費するような車は、オジャマ虫扱いになってきてしまった、ということを感じさせる。ただし、そこは高級車。スペックはさすがだ。3.5リッターV型6気筒と、高出力電気モーターの独自のハイブリッド機構によって、V型8気筒クラスのハイパワーを出力する実力を持ちながら、燃費は4気筒並と高効率を実現。
この圧倒的な燃費効率を持ち、ドライビングは一般的なセダンとは一線を画した走行が可能になっている。Infinitiの名に恥じることのない、最高の出来だ。あまり車にはこだわらないと言っている人でも、この一台は魅力的に感じてしまうのではないだろうか。とはいえ、それらを享受できるのは、限定的になってしまうのが残念だ。
この記事をシェア