iPhone、iPad、iPod touchの基盤は、さまざまな「新しい」と「強化」により、すべてを簡単にするiOS 8へと進化を遂げました。6月2日のワールド・ワイド・デベロッパ・カンファレンス(WWDC)でお披露目され、一般ユーザー向けの正式リリースは今秋予定。
今回の記事では、米ブログメディアのマッシャブルが注目する、iOS 8の重要機能18選の前半を紹介します。
1. バッテリー使用表示
iPhoneを利用していないユーザーの中にはバッテリー駆動時間が気になっている人もいるはず。Appleからの“回答”は、どのアプリが駆動時間を短くしているかが一目で分かる新機能。これにより、ユーザーもアプリ開発者も工夫の余地が広がります。
2. QuickTypeキーボード
iPhone独自のキーボードは、より精度を高めたタイピング予測機能を搭載し、入力のスピードアップを実現します。賢い機能は歓迎すべきですが、他人に覗かれたくない予測変換はしない方が得策かもしれません。
3. 連係の強化
国語辞書によると、連係は「ある事と他の事とが、重なり合ったり、呼応したりして接続していること」の意。Handoff機能により、iPhoneの画面で長文のメールを書き始めて保存し、Macの画面から続きを仕上げて送信することが可能になるなど、iOS間の接続性が高まりました。
4.新カメラ機能
新カメラアプリはおそらく、すべてのスマートフォンNo.1となるでしょう。Appleは比較的インターフェイスはシンプルに維持する傾向にありますが、iOS8では「3秒のタイマー」、そして今人気の一点に定点を絞って撮影し続けることが出来る「ビデオタイムラプス撮影」等、多くのオプションがいくつか追加される予定です。
5. iCloudフォトライブラリ
ユーザーが撮影した写真の閲覧・編集・整理がすべてのデバイスで可能になります。補正や編集はより簡単に、ある意味“詐欺”がしやすくなったとも言えるでしょう。そして見えざる保存庫であるクラウドの検索機能を強化し、共有してあるお気に入りの画像や動画を探しやすくなりました。
6. ファミリーシェアリング
家族の距離を狭めるのに役立ちそうな機能は、写真やカレンダーだけでなく、各人が購入した音楽・電子書籍のシェアを可能にし(一覧で表示される)、さらには家族の現在地の把握までできるようになりました。共有人数は6人まで。
7. インタラクティブな通知センター
発表時に開発者たちが拍手を送った機能強化の一つ。数文字で済むメッセージの返信にわざわざメッセージアプリを開く必要はありません。通知センターからダイレクトで返信ができるようになったからです。セキュリティが心配なら、機能を無効化できます。
8. メッセージの新機能
iPhone、iPad、iPod Touch、Macユーザーどうしでやりとりできるメッセージアプリのグループメッセージ機能の強化に対し、開発者たちは拍手喝采。「Tap to Talk」機能により、リアルタイムで音声・映像のREC・共有も可能になったほか、自分の現在地を知らせることもできます。
9. ウィジェット
最新ニュースなどがホームスクリーンではなく、通知センターに表示されるようになるほか、サードパーティーのウィジェットを加えられるようになります。発表時に開発者たちが拍手を送った機能強化の一つです。
次回の記事では、米ブログメディアのマッシャブルが注目する、iOS 8の重要機能18選の後半を紹介します。
参照元:Mashable