米国の格安航空会社(LCC)がいよいよ大西洋を横断します。ジェットブルーは8月11日からニューヨーク(JFK)と英国のロンドン(ヒースロー)を結ぶ直行便を1日1往復、9月29日からニューヨーク(JFK)とロンドン(ガトウィック)を結ぶ直行便を1日1往復で開設します。
米英間の「べらぼうに高い運賃」が安くなる
ジェットブルーが大西洋路線を開設するのは初めてであり、米英間を安く移動したい旅行者にとって、ニューヨークに本社があるLCCの進出は願ってもないことでしょう。ロビン・ヘイズ最高経営責任者は「JFK=ヒースロー線の長年の弱点はべらぼうに高い運賃だ」と指摘し、エコノミークラス相当の「コア」の往復運賃を599ドル(約6万5000円)からに設定しました。
JFK空港からロンドンを目指す旅行者は、ヒースロー空港だけでなくガトウィック空港へも向かうことができます。英国の空の玄関口である前者か、ロンドン中心部まで電車で30分の後者かを選べるのは魅力的です。到着時間を考慮し、どちらへひとっ飛びするか決めることもできます。ヒースローなら翌日午前10時10分、ガトウィックなら翌日午前7時55分です。
来夏にはボストン=ロンドン直行便も開設へ
ジェットブルーはニューヨーク=ロンドン直行便に2クラス141席のエアバスA321LRを投入します。「ミント」という名称のビジネスクラスはスライドドア付きフルフラットシートを備えており、7~8時間の移動を快適に過ごせること間違いなし。「コア」と呼ばれているエコノミークラスでは機内食も飲み物もWi-Fiも無料で提供されます。
ジェットブルーは来年夏からボストンとロンドン2空港を結ぶ直行便も開設するとしています。英国オックスフォード大学が運営するOur World in Dataによると、米国と英国で新型コロナワクチンを少なくとも1回接種した人は5月23日時点でそれぞれ総人口の約半分に達しています。ボストン=ロンドン線開設の頃にはコロナの脅威がどこまで低下しているでしょうか。
参照元:routesonline
https://www.routesonline.com/news/29/breaking-news/295897/jetblue-to-serve-both-heathrow-and-gatwick-from-new-york/