芸能界では長年苦労してスターダムにのし上がる人間と生まれながらにスターの人間がいる。生まれながらのスターも素晴らしいと思うが、苦労人には苦労人の良さがある。苦労してのし上がってきた人間にしか出来ない演技と言うものもあるのだ。
オーストラリア出身の俳優「ジョエル・エドガードン(Joel-Edgerton)」もまた、苦労人の一人だ。彼の名前は世界的に有名とは言えないだろう。スターウォーズ2,3に出演しているが脇役で名を売るまでには至らなかった。2008年の映画を最後にジョエル・エルガートンはハリウッドから姿を消す。そこからしばらく、ハリウッドからのオファーはなかった。ハリウッドからの撤退も考えたと言う。
そんな彼だが2011年に華麗なる復活を遂げる。The Thingで主演すると総合格闘家と家族を描いたウォーリアーにも主演。今後さらに多くの映画出演が予測されている。
一介の脇役から一気に主役へと上り詰めたジョエル・エルガートンはどことなくチャップリンに似ていて、取り立ててかっこよくも無く、特徴があるわけではない。しかしこういう役者もハリウッドには欠かせないのだ。
そんな彼が実力で勝ち取った主役の座。簡単に手放すことは無いだろう。
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