NHK大河ドラマで取り上げられている戦国武将、黒田官兵衛。黒田官兵衛は戦国一の知能派として知られ、織田信長、豊臣秀吉に仕えた武将である。秀吉は戦国一の戦上手と讃えられたが、それは黒田官兵衛が居たからであると言われている。
織田信長が本能寺の変によって自害した時、秀吉と官兵衛は備中高松城で毛利と戦っていた。織田信長死去の報を知った秀吉は狼狽したと言われているが、官兵衛は「殿に天下取りの好機が訪れましたな」と発言し、毛利と和睦、中国大返しから山崎の戦いへとつながっていく。
豊臣秀吉は天下を取ると、官兵衛の才能に恐怖を覚えるようになる。結局五大老にも選ばれることはなく、功労者としては不遇の時代を過ごしている。官兵衛の力とカリスマ性がアレば、秀吉を倒せたかもしれない。そして、秀吉の死後、関ヶ原の戦いでは息子の長政が大変な武功を挙げてしまう。しかし、実は関ヶ原後、家康を叩き天下を取ろうとしていた。官兵衛は関ヶ原の武功を話す長政に、「なぜ家康を殺さないのだ」と怒ったとされている。
このように、黒田官兵衛は才能にあふれていたにもかかわらず、天下を取らなかったのである。なぜなのだろう。その謎になぜか爆笑問題が挑んだ。その答えが「黒田官兵衛はなぜ天下を取らなかったのか?」と言う本である。
爆笑問題の黒田官兵衛はなぜ天下を取らなかったのか?は、笑いあり涙ありの歴史劇場のようだ。
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